子どもと親の野外等での様々な体験活動を創る、島根県益田市のボランティアグループです。
スカッと晴れた5月26日
まさに絶好の田植え日和、三女ちっぴーと一緒に車に乗り込みました。
「真砂公民館って どこ?」
「わからんの。行けば着くよ。」
「えーっ!」
そうです。目的地には、そこらあたりに行けば着いてしまうのが田舎ならでは・・です。わからなければ、聞けばいい。ずんずん走っていくと、ここらあたりかなあという雰囲気。
ありました、ありました。まさに公民館!という感じの公民館です。「ほうら、着いたでしょ」といいながら車を降りると、空気がおいしい。石垣の間をちょろちょろ流れる水が、すんごく冷たい。カニがちょろちょろするので、子ども達が集まってきて、つかまえるのに夢中になっています。虫や魚などの生き物を捕まえたいという衝動は、きっと本能ですよね。
目指す田んぼはまだ奥だそうです。狭い道ということで、ワゴン車に乗せてもらうことに。そしたら、本当に狭かった。すぐ横はもう道じゃない状態って想像つきにくいと思うけれど、実際そうなんです。一緒に乗ったkくんもTくんも「もっと狭いとこ、通ったことあるよ~。落ちそうになったこともある。」と話してくれました。私たち親子は目を合わせて、多分、おんなじ気持ちだったと思います。「信じられない・・・」
そんなコワい思いをして、田んぼに着きました!
さまざまな緑色が折り重なる山、山に囲まれた、田んぼ、田んぼ。
田んぼって四角いイメージがあるのですが、真砂の田んぼは山の斜面にそったいろんな形をしていて、棚田なんですね。さっき「空気がおいしい」と思ったのは、早とちり。ここの方が、もっとおいしくて、空気がきめ細かいって感じました。
自然は開放感を呼ぶのでしょうか?
すぐに子どもたちは走り出します。歩いていけばこけることはないのに、走りたくなってしまう。コンクリートジャングルの中では、湧き上がることのない行動かもしれません。
堅苦しいあいさつもやたらと長~い説明もなし。泥の中に入って、苗を手植えしていきます。「親子で体験!」がモットーなのに、ごめんなさい。子どもだけさせてしまいました。
初めてという子どもさんも多いのに、さすが子ども達は飲み込みが早いです。とっても手際よく、ドンドン進んでいきました。文句を言ったりなまけたり、といった場面がなかったのには感心しました。子どもって少々つらくても、興味があって楽しいことはどんどん
できてしまう、すごいパワーをもった生き物ですよね。
そして田植えの後は、なんと言ってもこれでしょう。
泥の中での格闘技です。「あー、洗濯しても落ちそうにない~。」とついつい親は思ってしまいますが、今日はガマンガマンです。こんな体験は、そうそう出来るもんじゃあないでしょう。泥まみれの手足は、田んぼの脇を流れている豊富な山水で洗うことができます。このきれいな水が、おいしい真砂のお米を作ってくれるのですね。
楽しい時間ほどすぐ終わります。帰りの時間になりました。「まだ帰りたくない。」あっちでもこっちでも声が聞こえます。最初は裸足を痛がっていた我が娘も、帰る頃にはすっかり慣れて、あぜ道をとびはねています。益田では見たことのない大きなトノサマガエル、お腹の赤いイモリなどなど、またまた男の子たちは捕まえて喜んで持って帰るみたいです。
春に気持ちのいい心の洗濯ができたこの真砂の田んぼが、初夏は、真夏はどんな顔を見せてくれるのかなあ。
自然の中では心が裸になれることを、思い出しました。
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